「“電話しか窓口がない会社”から脱却──採用・取引先開拓・信頼構築の三本柱が生まれた」
■ 制作前の状況・課題
東和ロジスティクス(仮名)は、
地域の中小企業向けに配送を行う 4トン車8台の運送会社。
創業から20年以上、地場の取引先と口コミで仕事をつないできたため、
「ホームページの必要性を感じない」典型的な業種でした。
しかしここ数年で状況は変わります。
- 既存取引先の高齢化・廃業で売上が不安定
- 新規案件の問い合わせがゼロに近い
- ドライバー不足で採用が進まない
- 荷主が安全体制や会社情報を求める時代になった
特に採用面では、
「ハローワークに出しても応募が来ない。
そもそも“どんな会社か”知ってもらう場がなかった」
という大きな問題がありました。
■ 制作プロセス
物流業では、
信頼性・安全性・社内体制を見える化することが最重要。
そのため、以下の構成でホームページを制作しました。
● ページ構成(5ページ)
- トップページ
- 安全・コンプライアンス優先のメッセージ
- 保有車両一覧
- 事業案内
- 定期便
- スポット便
- チャーター配送
- 企業物流アウトソーシング
- 会社案内
- 代表メッセージ
- 社内の安全教育体制
- ドライバーの働き方
- 採用情報
- 1日の流れ/車両設備/給与モデル
- 既存スタッフインタビュー
- お問い合わせフォーム
- 法人向けと採用希望者向けの2つを設置
加えて、
- 求人媒体との導線連携
- 会社の取り組み発信(ブログ月2回)
- Google ビジネスプロフィール最適化
も行いました。
■ 公開後の変化
● 1:企業からの新規問い合わせが月0 → 月6件に
これまで紹介頼みだった新規案件が、
ホームページ経由で自然発生。
特に増えたのは
- 小売店の定期配送
- EC事業者のスポット配送
- 物流を外注したい中小企業
といった「信頼できる地場運送会社」を探す層。
問い合わせの質も高く、
契約につながる案件が増加しました。
● 2:採用が劇的に改善
ホームページ公開後、採用面が最も大きく変わった点です。
- ハローワークの応募数が 年間2件 → 15件へ
- 20代〜30代の応募比率が上昇
- 面接時に“会社の理解度が高い”
と院長が驚くほどの変化が生まれました。
応募者の多くが、
「トップページの雰囲気が良かった」
「社員紹介を読んで安心できた」
「安全第一の方針が明確で働きやすそう」
と回答。
物流業界は人材確保が最大の課題なだけに、
ホームページの効果が数字に直結しました。
● 3:取引先からの信頼が上昇
既存顧客からは、
- 「安全教育のページを見て依頼内容を増やした」
- 「社内体制がちゃんとしていると感じる」
といった評価が増え、
取引量の増加にもつながりました。
価格競争から脱却し、
“信頼による仕事”が増えたことが大きな成果でした。
● 4:電話対応の手間が減少
以前は、
- 車両状況
- 対応可能エリア
- スポット料金
など、電話で説明する機会が非常に多かったのですが、
ホームページに情報を整理したことで、
電話対応件数が40%削減。
その分、
運行管理やドライバー教育に時間を回せるように。
■ まとめ:物流業は“信頼を可視化”することで強くなる
東和ロジスティクス(仮名)の事例からわかるのは、
- 紹介頼みから脱却し、安定的に新規案件が入るようになる
- 採用力が向上し、応募者の質も改善する
- 既存取引先の信頼度が上がり、単価・取引量が増える
- 電話対応などの「無駄な手間」が大幅に減る
物流・運送会社は、
“会社の内側”が見えにくい業種だからこそ、
ホームページで
安全・体制・人柄・実績を見せるだけで大きく差別化できます。
“地元の中小物流会社ほど、ホームページの効果が大きい”
それを示す好事例となりました。