「うちは患者さんの7割が60歳以上なんです。だからホームページも“高齢者でも迷わず使えるもの”じゃないと意味がないんですよね」
こう話してくれたのは、県内で30年以上続く整形外科クリニックの院長・山本さん(仮名)。
リニューアル前のホームページは10年以上前に作ったもので、スマホ対応も不十分。
患者の多くが高齢者であるにもかかわらず、
・文字が小さい
・メニューが複雑
・どこに何があるのか分かりづらい
という、まさに「高齢者に優しくない」構造になっていました。
◆ “骨密度検査”を軸にした導線づくり
整形外科は症状の幅が広く、ホームページが散らかりやすい業種です。
そこで山本さんと相談し、今回は 「骨密度検査」「転倒予防」「膝・腰の慢性痛」 の3本に情報を集約。
特に骨密度は高齢者の関心が高いため、
・トップページに大きなバナー
・「検査の流れ」「費用」「検査時間」を一目で把握できる構成
・専門用語を避けた説明
など、閲覧者が迷わずクリックできるようにしました。
「骨密度のページだけで1日のアクセスの3割が来ているのは驚きましたね。やっぱりニーズなんだなと実感しました」と山本さん(仮名)。
◆ 写真を“リアル高齢者”に寄せる工夫
病院のホームページは、どうしても素材サイトの若いモデル写真を使いがち。
しかし高齢者がターゲットの場合、それはむしろ逆効果です。
そこで今回は、
・実際の院内写真
・シニアモデルの自然な診察風景
・待合室や駐車場の様子
を重点的に掲載。
「ここなら自分でも通えそうだ」と想像してもらうため、写真の“年齢感”を徹底的にそろえました。
◆ 予約導線は“押し間違い防止”が最優先
高齢者にとって、ボタンの押しやすさは生死レベルの重要事項です。
今回のサイトでは、
- ボタンは大きめ
- 色のコントラストも高めに
- 予約フォームは必要最小限の質問に絞る
- メールより電話予約の導線を太くする
という4点を徹底。
するとどうでしょう。
公開後の1か月間で 電話予約が約1.8倍に増加。
「ホームページ見ました」という高齢者が明らかに増えたとのこと。
「高齢の患者さんが『字が大きくて見やすいね』と言ってくれたときは、本当にやってよかったと思いました」と山本さん(仮名)。
◆ 高齢者ターゲットのサイトは“情報の引き算”が命
若者向けサイトはどれだけ情報を盛り込むかを考えますが、
高齢者向けサイトは どれだけ情報を減らすか が勝負。
- メニューを絞る
- 症状ページは必要最低限
- 診療時間・アクセスを常に見える場所へ
- 写真はリアルでわかりやすく
この4つを徹底するだけで、使いやすさは圧倒的に向上します。
◆ 「患者層に合わせたサイト設計」こそ最も成果につながる
今回の山本整形外科(仮名)の事例は、
“誰向けのサイトか”を明確にするだけで成果が大きく変わる という代表例です。
ターゲットを「高齢者」「骨密度検査」「膝腰の慢性痛」に絞ったことで、
- アクセス増
- 電話予約増
- 初診患者増
- 問い合わせ内容の明確化
と、リニューアル効果が数字として現れました。
山本さん(仮名)も
「うちの患者さんに合わせたホームページにしたことで、ようやく“役に立つサイト”になった」
と満足しておられます。