〜警備会社「東和セキュリティ」(仮名)の場合〜**
「応募は来るのに、人が定着しない理由」
■1. 募集前の状況
地域密着型の警備会社
「東和セキュリティ」(仮名)。
- 交通誘導警備
- 施設警備
- イベント警備
を中心に求人サイトで常時募集していました。
一見すると応募は来ている。
しかし現場は常に人手不足。
- 面接に来ない
- 採用しても数日で辞める
- 夜勤や雨天で離脱
“応募はあるのに回らない”状態でした。
■2. 求人サイトの落とし穴
求人原稿は、よくある警備求人そのもの。
- 日給◯円
- 未経験歓迎
- シフト自由
- 週1日〜OK
一見、魅力的ですが問題がありました。
●実際に起きていたこと
- 「楽そう」と誤解して応募
- 想像以上に立ち仕事
- 現場まで遠い
- 雨・暑さ・寒さの現実を知らない
→ 入社後ギャップが大きく、即離職。
■3. 見直した3つのポイント
◎① 現場の“リアル”を正直に書いた
あえて、楽な表現を削除。
- 立ち仕事が中心
- 雨天・暑寒対応あり
- 現場により拘束時間あり
その代わり、
- 休憩の頻度
- 2名以上体制
- 無線サポートあり
をセットで記載。
→ 覚悟のある人だけが応募するように。
◎② 勤務地の近さを最優先で訴求
警備業の離職理由で多いのが
「現場が遠い」。
- 自宅から30分圏内の現場中心
- 直行直帰
- 現場固定も可能
これを明記したことで、地元応募者の割合が増加。
◎③ 年齢層と働き方を見せた
- 50代・60代も現役
- 女性警備員在籍
- 週2〜3日勤務者多数
「自分でも大丈夫か」が分かると、応募率と定着率が同時に改善。
■4. 改善後の変化
改善後1か月で
応募6件 → 採用3名。
驚くべきは定着率。
- 初日離職:ほぼゼロ
- 1か月後も全員継続
応募数は爆増していませんが、“使える人”だけが残る構造になりました。
■5. 管理側の実感の声
「楽そうに見せるほど、
後で必ずツケが来る業界です」「求人は“選ばれる”だけじゃなく、“選ぶ”ためのものだと分かりました」
■6. 警備業求人の本質まとめ
警備業の求人は、
数より質を取りに行く業種。
重要なのは:
- 仕事内容の現実を隠さない
- 勤務地と移動負担の明確化
- 年齢・体力への配慮が見える表現
- サポート体制の可視化
これができると、求人サイトでも“回る警備会社”になります。