求人サイトはディレクトリかサブドメインか──医療・介護業界の“作った後”に起きる問題
福山市でホームページ制作や求人導線の相談を受けていると、
医療・介護業界の経営層からよく出てくるのが、
サイト構成そのものよりも「作った後の運用が続かない」という悩みだ。
ディレクトリにした。
サブドメインで作った。
採用専用ページを整えた。
ここまでは多くの法人が到達している。
しかし半年後、
ほぼ確実に起きるのが次の状態だ。
募集職種が古い。
給与条件が現状とズレている。
写真が数年前のまま。
夜勤体制や人員状況が現実と乖離している。
この“更新されない採用サイト”は、
応募が来ないどころか、
来た応募者の質を下げる装置になりやすい。
■続編の論点①
ディレクトリかサブドメインかで「更新コスト」が変わる
医療・介護業界では、
現場が忙しく、広報やWeb担当が固定されていないケースが多い。
この状況で、
法人サイトと一体型のディレクトリ構成にすると、
更新作業のたびに
「本体サイトを触る」心理的ハードルが発生する。
一方でサブドメイン構成は、
採用専用として割り切れるため、
現場目線の情報更新がしやすい。
構成の違いは、
SEOや見た目よりも
更新され続けるかどうかに直結する。
■続編の論点②
“作っただけ採用サイト”が経営コストを膨らませる
福山市の医療・介護事業者で、
求人サイトを作ったのに成果が出ていないケースを整理すると、
共通するのはこの構造だ。
求人媒体費は減らない。
サイトは更新されない。
応募は相変わらず媒体依存。
早期離職は続く。
つまり、
固定費が一つ増えただけになっている。
ディレクトリでもサブドメインでも、
「作った瞬間がピーク」の設計になっていると、
経営視点では失敗投資になる。
■続編の論点③
医療・介護業界で“サブドメインが死にやすい理由”
サブドメイン構成は自由度が高い反面、
管理者がいなくなると一気に放置される。
実際によくあるパターンは、
立ち上げた事務担当が退職。
引き継ぎがなく更新停止。
募集が終わってもページが残り続ける。
この状態は応募者から見ると、
「情報管理ができていない組織」に映る。
医療・介護業界では、
この“管理の甘さ”はそのまま
現場運営への不信感につながりやすい。
■続編の論点④
構成の正解より「更新責任者」を決めているか
ディレクトリかサブドメインかで悩む前に、
経営側が決めるべきなのはここだ。
誰が更新責任を持つのか。
月1回、何を見直すのか。
募集要項と実態のズレを誰が修正するのか。
医療・介護の採用サイトは、
一度作れば終わりではなく、
半分は人事制度の一部である。
構成は戦術。
運用は経営判断。
■続編の結論
福山市でホームページ制作を通じて見えてくるのは、
医療・介護の求人サイトで失敗する法人の多くが、
構成の選択を“ゴール”だと誤解している点だ。
ディレクトリでも、
サブドメインでも、
機能するかどうかを分けるのはただ一つ。
更新され続ける設計になっているか。
採用サイトは
集客装置ではなく、
組織の現実を映し続ける“経営の鏡”だ。