「応募が来ない店ほど、“良い店”なのに伝わっていなかった」
■1. 店舗の状況(募集前)
カフェ・ひなた(仮名)は、住宅街にある15席の小さなカフェ。
スタッフは店主とパート1名のみ。
課題は明確でした。
- 求人サイトで数回募集したが応募ゼロ
- 来てもすぐ辞める
- 「土日入れる人が欲しい」が伝わっていない
- 忙しいのに求人に時間が割けない
「近所の高校生でもいいのに、なぜ応募が来ないんだろう…」
店主の悩みは深刻でした。
■2. まず問題点を分析
求人票を見ると、飲食店の“悪いあるある”がそろっていました。
●悪い例(実際に載っていた内容)
- 仕事内容:接客・調理補助
- 時給:1000円
- シフト:応相談
- アットホームなお店です
→ 情報量が少なすぎて比較される以前の問題。
求職者には“この店で働くイメージ”が一切湧きません。
■3. 改善したポイント(求人文の本質)
◎①「働くメリット」を明確にした
- 小さな店だから覚える業務が少ない
- 常連さんが多く雰囲気が落ち着いている
- 細かいマニュアルなし
- 髪型・ネイル自由(清潔感は必要)
→ 飲食の中では“楽な部類”ということを伝えるのがカギ。
◎② シフト条件を数字で掲載
BAD
「シフト応相談」
GOOD
「週2〜OK/土日どちらか出られる方歓迎」
「平日ランチのみの主婦さんも募集中」
◎③ 写真を掲載
- 店内の雰囲気
- カウンター越しの店主
- お店の人気メニュー
写真の力は絶大で、
「ここなら働けそう」と直感で判断してもらえる。
■4. 公開して1週間後の変化
なんと 応募が5件。
それまで数ヶ月ゼロだったのに大逆転。
応募者の内訳は:
- 近隣の大学生
- パート希望の主婦
- カフェ経験者
共通していたのは
「写真で雰囲気がよく、仕事内容が分かりやすかった」という声。
■5. 採用後の定着にも変化
これまで1ヶ月で辞めていたのに、
今回はしっかり続いています。
理由は明確で、
「入る前の情報とギャップがない」 から。
飲食店の離職は
“思っていたのと違う”
がほぼ100%原因。
情報を見える化したことで、ミスマッチが激減しました。
■6. 店主のまとめ(実感の声)
「応募が来ないのは店の問題じゃなく、
“伝え方の問題”だったと気づきました」「求人サイト=時給勝負と思っていたけど、
実際は“雰囲気”で選ばれるんですね」
飲食店は競争が激しいようで、
実際は“いい情報の出し方をしている店が少ないだけ”。
正しく伝えれば、応募は必ず来ます。
■飲食店求人の鉄則(3行まとめ)
- 写真>文章>時給(飲食は雰囲気が命)
- シフト条件は曖昧にしない(数字で明確に)
- 働くメリットを具体化(“楽さ”や自由度は強力な武器)